ownCloudを使ってオンラインストレージを構築しよう

今回は「ownCloud」を使ったオンラインストレージの構築方法をご紹介します。

ownCloudとは、

オンラインストレージをサーバー環境に構築してファイル共有するためのオープンソースのソフトウェアです。ブラウザやスマートフォンアプリからサーバーのディスクスペースを、データの倉庫のように活用する事ができるようになります。

また外部ストレージと連携が出来るので、お名前.comクラウドの「オブジェクトストレージ」を保存先に指定することでシステムの可用性を高め、容量を気にすることなくクラウドストレージがもっと手軽に使えるようになります。ぜひお試しください。

 

サーバー環境

今回は以下のサーバー環境にownCloud 8.0.3をインストールしてみます。

サーバーは、予めお名前.comクラウドのコントロールパネルより作成し、OSを最新版にアップデートします。

  • CentOS 6.6
  • Apache
  • MySQL
  • PHP5.4  ※ownCloud最新バージョンの推奨環境がPHP5.4です。

 

ownCloudの無償版は公式コミュニティサイトよりダウンロードします。

 

ミドルウェアとownCloudのインストール

SCL用レポジトリの設定ファイルをインストールします。

# yum -y install centos-release-SCL

Apache、MySQL、PHP5.4と関連モジュールをインストールします。

# yum install httpd mod_ssl mysql-server php54-php php54-php-common php54-php-xml php54-php-gd php54-php-mbstring php54-php-pdo php54-php-intl php54-php-pecl-apc php54-php-mysqlnd

ownCloudをrootユーザーのホームディレクトリにダウンロードします。

# cd
# wget --no-check-certificate https://download.owncloud.org/community/owncloud-8.0.3.tar.bz2

Apacheのドキュメントルート配下に展開します。

# cd /var/www/html
# tar xjf ~/owncloud-8.0.3.tar.bz2

ファイルの所有者を変更します。

# chown -R apache:apache owncloud

ownCloudは.htaccessを使うため、Apacheの設定を変更します。設定ファイルのあるディレクトリに移動します。

# cd /etc/httpd/conf/

設定ファイルをバックアップします。

# cp httpd.conf httpd.conf.`date +%F`

設定ファイルを編集し、保存します。

# vi httpd.conf

<Directory "/var/www/html">
    Options Indexes FollowSymLinks
    #AllowOverride None  ←コメントアウトします。
    AllowOverride All   ←追記します。
    Order allow,deny
    Allow from all
</Directory>

ホームディレクトリに戻ります。

# cd

Apacheを起動します。

# service httpd start

MySQLを起動し、管理者パスワードを設定します。

# service mysqld start
# /usr/bin/mysqladmin -u root password '[任意のパスワード]'

ownCloudの初期設定

https://[サーバーIPアドレス]/owncloud/ にアクセスするとセットアップ画面が表示されます。

 

ownCloudの管理者アカウント情報(ユーザー名/パスワード)を新規に設定します。

ownCloud_1

 

ownCloud用のデータベースを指定します。[ストレージとデータベース]をクリックします。

ownCloud_2

データベースは、「MySQL」を選択し、以下のように入力します。

データベースユーザー名 root
パスワード root(データベース管理者)のパスワード
データベース名 任意
ホスト名 localhost

 

[セットアップを完了します]をクリックし、ようこその画面が表示されたら、インストールと初期セットアップは完了です。

ownCloud_3

 

以上でお名前.comクラウドのサーバー内に「ownCloud」の構築が完了しました。ファイルのアップロードやユーザー作成、共有設定などオンラインストレージとして利用可能です。

次回は、外部ストレージに「オブジェクトストレージ」を指定する方法をご紹介します。

 

「お名前.comクラウド活用ガイド」ではサーバー設定のリファレンスを紹介していますので参考にしてください。


関連記事
  1. 「Cyberduck」によるオブジェクトストレージ管理
  2. イメージ保存機能を使った簡単サーバーコピー
  3. コンソール接続によるログイン方法
  4. ownCloudとオブジェクトストレージの連携方法
  5. Windows Serverの利用手順とリモートデスクトップ接続